♪五感でギターの歴史を知る講座♪『ブルーズロック編』を開講するにあたって、知っておくともっと楽しめる予備知識を年代ごとに分けてアップしていきます。

 

前の記事はこちら

 

ブルーズギターの歴史 その1

ブルーズギターの歴史 その2

ブルーズギターの歴史 その3

ブルーズギターの歴史 その4

 

・・・

 

ブルーズギターの歴史 その5

 

 

アメリカでロックンロールの人気が絶頂を迎えた1950年代半ば、ブルーズをルーツとして生まれたロックンロールがラジオ、テレビで演奏される事を嫌悪したアメリカの白人説教師や保守派政治家、白人至上主義の団体によって批判活動が巻き起こっていました。

 

50年代後半にロックンロールの主要ミュージシャンの徴兵・事故死・懲役などが相次ぎ、さらには次第に明るみになってきた商業的なイメージがファンの失望を生んだ影響もあったことから、ロックンロールの勢いは急速に落ちていき、アメリカ民謡やカントリー・ミュージックに起源のあるフォークソングが流行します。

 

 

 

*このエディ・コクランのTwenty Flight Rockは、ビートルズのポール・マッカートニーがジョン・レノンに初めて会ったときに歌って聴かせた曲です。ローリングストーンズやジェフ・ベックもカヴァーしています。

 

 

アメリカでフォークソングが流行するのと時を同じくして、ブルーズとロックンロールがイギリスの若者の間で人気を博します。

 

1961年、ブリティッシュ・ブルースの父と呼ばれるAlexis Korner(アレクシス・コーナー)は卓越したプレイヤーでありながら、母国イギリスに自身でブルーズ専門のライブハウスを作ります。そこにはMick Jagger(ミック・ジャガー)やBrian Jones(ブライアン・ジョーンズ)、Steve Marriott,(スティーヴ・マリオット)John Mayall(ジョン・メイオール)Eric Crapton(エリック・クラプトン)など、後に超が付くほど有名となるミュージシャンたちが挙って出入りしていました。

 

 

つまり、このイギリスのライブハウスはThe Rolling Stones(ローリングストーンズ)を始め、Cream(クリーム)John Mayall & The Bluesbreakers(ジョン・メイオール & ブルーズブレイカーズ)Free(フリー)など今やロックの古典とも言われているバンドの礎となった場所であり、ブルーズロックの原点であると言えます。

 

 

 

ブルーズの発祥はアメリカですが、ブルーズロックの発祥はイギリスだったわけですね。

 

「ロックの流行の原動力は、アメリカ社会の持つ白人と黒人の対立構造、そして戦争後に訪れる対立解消への衝動だった。白人の若者の欲求不満を解消できる文化要素は白人の文化の中にはすでになく、黒人底辺文化の価値観を白人若年層が大幅に取り入れたという、前例を見ない先鋭的な現象がロックの流行だった。」(Wikipediaより抜粋)

 

 

JUGEMテーマ:楽器

 

 

 

♪五感でギターの歴史を知る講座♪『ブルーズロック編』を開講するにあたって、これを知っておくともっと楽しめる予備知識を年代ごとに分けてアップしていきます。

 

 

前回の記事はこちら

ブルーズギターの歴史 その1

ブルーズギターの歴史 その2

ブルーズギターの歴史 その3

 

・・・

 

ブルーズギターの歴史 その4

 

 

話は少し戻って50年代後半、シカゴブルーズが全盛期を迎えていた頃にOtis Rush、Albert King、Buddy Guy、Luther Allisonと言ったギタリスト達はウェストサイドスタイルと呼ばれるものを生み出しました。シカゴブルーズの特徴と言われるエレキギターを全面に押し出し、従来のブルーズと比較してさらにギターの存在が際立ったハイテンションなサウンドに、多くの人々はエレキギターという楽器に改めて新鮮味を覚えることとなります。

 

 

 

エレキギターの更なる可能性を提示したこのウェストサイドスタイルは、後にStevie Ray Vaughan、Johnny Lang、Kenny Wayne Shepherdなどのアーティストに大きな影響を与えました。

 

1960年代に入ってからはその3でお伝えした通り、イギリスでのブルーズブームによりシカゴのブルーズミュージシャンの活動の幅も広がっていきます。次第に白人のプレイヤーが増えたことで、原型のシカゴエレクトリックブルーズサウンドに新しいエッセンスが加わり、新しい毛色の音楽が次々と現れます。

 

 

The Rolling StonesMick JaggerKeith Richardsはまさにこの時代、アメリカからイギリスに届いたレコードから黒人の演奏を知りサウンドに魅了され、Charles Edward Anderson Berry(チャック・ベリー)のカヴァー曲を提げてバンドデビューを果たします。ちなみにこのThe Rolling Stonesという名前は、シカゴブルーズの父と言われるMuddy Watersの曲名から取っているのは有名な話です。

 

 

 

The Rolling Stonesとほぼ同じ時期にはThe Beatles、The Beach Boys、Yardbirds、The Who、Jimi Hendrix、David Bowie、Boz Scaggsなど、各ジャンルの先駆的な存在にあたる名前がすらりと並びます。こうしたポピュラー音楽のルーツがブルーズにあることは紛れもない事実であって、音楽を好きな人にとっては知っておきたい歴史のひとつと言えるでしょう。

 

 

アメリカの歴史の闇の中で一筋の光のごとく息吹いたブルーズは、新たな音楽誕生への架け橋として重要な役割を果たしていきますが、時代の流れとともにやがて衰退していきます。

 

 

ブルーズギターの歴史 その5【知っておくと得する予備知識】

 

 

JUGEMテーマ:楽器

 

 

 

 

 

♪五感でギターの歴史を知る講座♪『ブルーズロック編』を開講するにあたって、

これを知っておくともっと楽しめる予備知識を年代ごとに分けてアップしていきます。

 

前の記事はこちら

ブルーズギターの歴史 その1

ブルーズギターの歴史 その2

 

・・・

 

 

ブルーズギターの歴史 その3

 

 

50年代、シカゴ・ブルーズが誕生した背景で絶大な人気を得ていたのがロックンロールです。Elvis Presley,、Chuck Berry、Little Richardなどが独特の容姿とスタイル、派手なパフォーマンスで観客を魅了していました。

 

 

ほどなくして1961年にBob Dylan、Beach Boys、その翌年にイギリスでBeatlesがデビューします。いずれのアーティストも50年代ロックンロールに影響を受けていたため、初期の楽曲を聴くとそのエピソードを肌身に感じられます。

 

 

 

 

 

 

60年代、ほぼ同時期にアメリカで誕生したブルーズが海を渡ります。これまで作られてきた数多くのブルーズレコードをイギリスが輸入したのをきっかけに、白人の間でブルーズブームが巻き起こりました。

 

 

黒人音楽であったブルーズはイギリスのミュージシャンの音楽感によって新しいものへと形を変えていきます。西欧音楽・民俗音楽の旋律や構成を交えた結果、泥臭くパワフルでありながら叙情的で繊細さも兼ね備えた音楽が産声を上げました。

 

この時イギリス人が作り上げた音楽は、当時爆発的な人気を博していたエレキギターの存在が特に色濃く、卓越した技術を持ったギタリストの存在がフィーチャーされるきっかけになります。

 

 

Eric Clapton

Peter Green

Keith Richards

※今回のセミナーでは、この3名の名前はぜひ覚えておいていただくとナイスです

 

このギタリスト達が中心となっていたのがFleetwood Mac、Cream、John Mayall Bluesbreakers、Rolling Stones、Yardbirdsなど、今もなお世界中のロックファンを魅了しているバンドばかりです。

 

時は1960年代、この時期がブルーズロックの誕生と言われています。

 

 

同じくして、アメリカでもJanis Joplin、Jimmy(Jimi) Hendrix、Johnny Winterなど今やブルーズロックの象徴とも言えるアーティストが現れました。ちなみにJimi Hendrixはアメリカンですが、アニマルズのチャス・チャンドラーに見出された経緯からイギリスでデビューしています。

 

 

この事象はBritish Blues Movementと呼ばれ、イギリス、アメリカのみならず世界各国に広まっていき、多くの聴衆に支持されていく事となります。

 

 

次の記事はこちら

ブルーズギターの歴史 その4

 

 

 

JUGEMテーマ:楽器

 

 

♪五感でギターの歴史を知る講座♪『ブルーズロック編』の開講にあたって、知っておくともっと楽しめる予備知識を数回の記事に分けてアップしています。

 

 

 

前回の記事はこちら

ブルーズギターの歴史 その1

 

・・・

 

 

ブルーズギターの歴史 その2

 

1950年代に黒人ギタリストを主体としたシカゴブルーズというスタイルが世間に認知され始めた頃、T-Bone WalkerやJohn Lee Hookerといった同じ黒人ギタリスト達はカリフォルニアブルーズと呼ばれるスタイルを作っていました。彼らもまたブルーズ生誕の地と呼ばれるアメリカ南部出身であり、その血は次第に、いや急速にアメリカの至る都市へ広まっていきます。

 

カリフォルニアブルーズスタイルの特徴は、シカゴブルースやジャンプブルース、ジャズスウィングなどの要素も感じられる点で当時の流行ジャンルを取り入れていることから似て非なるもの、新しいサウンドとしてその名を馳せていったそうです。

 

 

少し話を戻しますが、Robert Johnsonが発表した曲の中にSweet Home Chicagoという曲があります。

日本でもヒットした映画『ブルースブラザース』にも登場し、非常に多くのミュージシャンにカヴァーされているブルーズの代表曲とも言えるこの曲の歌詞の中でBack to that same old place  Sweet home Chicagoという部分があります。実はこの歌詞、Robert JohnsonのオリジナルだとBack to that same old California Sweet home Chicagoとなっています。

 

オリジナルを訳すと「カリフォルニアにある、懐かしのシカゴに帰ろう」

 

シカゴはイリノイ州なのに、なぜカリフォルニアなのか。

諸説ある中で真意は謎のままであると言われていますが、実はカリフォルニアにはポートシカゴという街があり、ロバートジョンソン自身が所縁のあるこの街のことをカリフォルニアのシカゴと歌ったのではないかと言われています。

 

殆どのミュージシャンが「Back to that same old place」と歌う中、近年エリック・クラプトンがカヴァーした際にオリジナルのままBack to that same old Californiaと歌っているのが話題になりました。クラプトンはロバートジョンソンを尊敬しているので、敬意を払っている意味で解釈できます。

 

 

 

さて、BB KingやFreddie Kingなど今や言わずと知れたブルーズギタリストが活躍し始めたのもこの時期です。

 

これまでブルーズギターというとスライド(ボトルネック奏法)がスタンダードでもあったことから、当時スライドを使わない彼らのプレイスタイルは"ユニーク"であったと言われています。

 

1925年生まれのBB Kingは1949年にデビューして以来、2015年に亡くなるまで66年間にもおよぶ音楽活動で残したものが後世に多大な影響を与えた功績から、最も偉大なブルーズギタープレイヤーの1人と言われています。

 

 

 

 

 

その結果、ブルーズの存在はアメリカ本土にとどまらず、海を越え多くの人々に知られ渡るようになり、世界中が注目する音楽ジャンルになっていきます。

 

つまりそれは、エレキギターが世界中に広まっていくのと同義だったわけです。

 

 

 

次の記事はこちら

ブルーズギターの歴史 その3

 

 

参考記事:謎の!?地名にまつわるブルース〜Sweet home Chicago

 

JUGEMテーマ:楽器

 

 

♪五感でギターの歴史を知る講座♪『ブルーズロック編』の開講にあたって、知っておくともっと楽しめる予備知識を数回の記事に分けてアップしています。

 

・・・

 

ブルーズギターの歴史 その1

 


1920〜1930年代・・・

Blind Lemon Jefferson, Son House, Robert Johnson, Lonnie Johnsonなどのブルー​​ズギタリストが、後のブルーズギター発展に最も影響を与えた人物と言われるそうです。当時主流だったのがスライドギターという演奏法で、ボトルネック(ボトルの首を折ったり切り落としたもの)やナイフの刃から作られたものを左手の指につけて演奏していました。

また、当時ほとんどの演奏は即興で伴奏がなく、2度同じように演奏されたことはめったになかったと言われています。

 

1940年代・・・

ビッグバンドを特徴とするジャンプブルー​​ズスタイルが流行りだした頃、ギターはリズムセクションの要として活躍しました。それが後のRockやR&Bの誕生に大きな影響を与えたと言われています。

 

1950年代・・・

第二次世界大戦後、エレキギターの流行によってブルー​​ズも変貌を遂げます。アメリカ・シカゴで息吹いたエレクトリックブルー​​ズ(シカゴ・ブルース)Howlin' Wolf, Muddy Waters, Jimmy Reedなどのギタリスト達のサウンドが今のエレクトリックブルー​​ズギターの礎となっています。また、この代表的なギタリスト達は全員ミシシッピ州で生まれ育った生粋のブルースマン達でした。

 

ミシシッピ州(デルタ)は初期のブルー​​ズミュージック(デルタ・ブルー​​ズ)が生まれた場所であることからブルー​​ズ発祥の地と言われています。

 

 

未知のバンドスタイルとして生まれたエレクトリックブルー​​ズ(シカゴ・ブルース)は、エレキギターに加えてハーモニカ、ベースとドラムのリズムセクションを擁し、トランペットやサックスなどホーンセクションも加わり、大音量で迫力のサウンドが大きな特徴でした。シカゴ・ブルーズは当時からライブハウスや路上で盛んに演奏が行われ、その目新しさ故に多くの人々の目と耳を奪ったそうです。

 

黒人達のフィールドハラー(労働歌)だったブルーズはこうした経緯で大衆に知れていき、いずれ世界中の人々に認知される音楽となっていきます。

 

 

次の記事

ブルーズギターの歴史 その2

 

 

 

JUGEMテーマ:楽器

新年あけましておめでとうございます。

 

今年も最高の時間をお届けできるようまい進します。

 

 

2019年レッスン開始日・・・1月7日(月)

 

今年のスローガンは

 

『ひとつひとつの積み重ねが、魅惑の1音を生み出す』

 

です!

 

 

余談ですが、ギターと亥年に因んだものがないか探していたら

こんなイノシシピックペンダントなるものが。。

 

 

 

 

どうぞ本年もよろしくお願いいたします!

年の瀬いかがお過ごしでしょうか。


教室は、一昨日をもって今年のレッスンを終了しました。ありがとうございました。


今後もギターの楽しさを分かち合えるレッスンを作っていきたいと思います。



『ひとつひとつの積み重ねが、魅惑の1音を生み出す。』


来年はこのスローガンでいきたいと思います。


それではどうぞよいお年を!



2018年も気づけば残りわずか。

平成最後の年はみなさんにとってどんな年だったでしょうか?

 

勉強、仕事、家事。

基軸となる生活において、趣味を楽しむにはそれなりの時間を要することになると思います。

 

いい苦労と悪い苦労。

要するに自分のためになるかならないか、ですね。

 

 

 

来年4月でこのギター教室は開講から丸4年を迎えます。

 

熱心な生徒さん一人一人と二人三脚で歩んできた小さい教室ですが、小さいからこそできることがあるはず。

そう思って続けています。

 

自分を表現することを知るギターレッスン。

最高!楽しい!と思ってもらえるギターレッスン。

 

物静かと言われるコーチ小林ですが、内なる熱い気持ちをもって来年も続けてまいります。

 

残り10日!

よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早いものでもうじきクリスマス♪

こうして今も歌い継がれている曲がたくさんありますね!

 

 

25日に中野にあるビストロPEPさんでライブイベントを開催しました。

 

2018 Autumn Acoustic guitar Live in PEP中野 昨日のイベント参加ありがとうございました

 

秋の日曜の夕暮れ、ほっこりゆったりと時間が流れていきました。

 

今回トリでアコギと唄を披露してくれた大阪出身のシンガソングライターAlyさん。

PEP中野のスタッフさんです。

 

 

東京と大阪を行き来しつつライブを展開しています。

 

 

今後の活動に期待です!